福岡で産後抜け毛に悩むママへ。薬を使わずホルモンバランスを整え、ふんわり髪を取り戻す「育毛サロン」の選び方

こんにちは。スーパースカルプ発毛センター博多祇園駅前店です。

今日は、福岡で子育てに奮闘されているお母さんたち、特に「産後の抜け毛」に人知れず悩み、鏡を見るのが怖くなってしまっているあなたへ向けて筆を執りました。

出産という大仕事を終え、愛しい我が子との対面。幸せの絶頂のはずなのに、シャンプーをするたびに排水溝が真っ黒になるほどの抜け毛…。「このまま全部なくなってしまうんじゃないか？」そんな恐怖と、誰にも相談できない孤独を抱えていませんか？

どうか、一人で抱え込まないでください。今日は、なぜ産後に抜け毛が起こるのか、そして薬に頼らずとも、どのようにして健やかな髪が育つ土台を取り戻していくのか。私の経験と実績をもとに、そのロードマップをお伝えします。

1. その抜け毛、あなただけではありません

「シャンプーをするたびに、ごっそり髪が手に絡みつく…」「前髪がスカスカになって、産前の髪型ができなくなった」「床に落ちている自分の髪を見るたび、ため息が出る」

毎日、育児に追われながら、ふと鏡を見た瞬間に襲ってくるこの不安。博多の街は今日も活気に溢れていますが、その喧騒の中で、育児の疲れと髪の悩みに一人で押しつぶされそうになっていませんか？

産後の抜け毛は、医学的には「分娩後脱毛症」と呼ばれ、多くのお母さんが経験するものです。しかし、「いつか戻るから」と言われても、今この瞬間の不安は消えませんよね。

特に授乳中の方は、「薬を飲むのは怖い」「赤ちゃんへの影響が心配」という理由で、病院への相談をためらってしまうことも多いはずです。

この記事では、強いお薬（医薬品）を使わずに、身体の内側（ホルモンバランス・栄養）と外側（頭皮環境）の両面からアプローチし、かつてのボリューム感ある髪を目指すための方法をお伝えします。

私たちはこれまでに何千人ものお客様の頭皮を見てきました。その経験から言えることは、「産後の抜け毛は、身体からの『休んで』というサインであり、正しいケアをすれば必ず良い方向へ導ける」ということです。

まずは深呼吸して、この記事を読んでみてください。

【YouTubeでも解説中！】 産後の抜け毛対策や、自宅でできる頭皮マッサージについては、私のYouTubeチャンネルでも詳しく解説しています。

2. なぜ「産後」に髪が抜けるのか？（畑と収穫のメカニズム）

まずは敵を知ることから始めましょう。なぜ、あれほど豊かだった髪が急に抜け落ちるのか？

① ホルモンの急降下

妊娠中、女性ホルモン（エストロゲン）の分泌量は通常の何倍にも増えます。エストロゲンには髪の寿命を延ばす働きがあるため、妊娠中は本来抜けるはずの髪が抜けずに留まっています。これを例えるなら、「豊作続きで、葉っぱが落ちない特別な夏」が続いている状態です。

しかし、出産と同時にホルモン量は一気に妊娠前のレベル（あるいはそれ以下）に戻ります。すると、どうなるか？今まで無理やり留まっていた髪が、一斉に寿命を迎え、パラパラと落ちていくのです。これが産後の抜け毛の正体、「休止期脱毛」です。

② 東洋医学で見る「血（けつ）」の不足

東洋医学では、「髪は血の余り（血余・けつよ）」と言われます。髪の毛は、身体にとって生命維持に関わる臓器ではありません。身体に十分な血液や栄養が行き渡り、余った分が初めて髪になるのです。

出産は、大量の血液と体力を消耗する大仕事です。さらに産後は、母乳（白い血液とも呼ばれます）として栄養を赤ちゃんに与え続けます。つまり、お母さんの身体は「深刻なエネルギー・血液不足」の状態。身体の防衛本能として、「髪に栄養を送っている場合ではない！まずは心臓や内臓だ！」と判断し、髪への供給をストップしてしまうのです。

3. 薬のリスクと「選ばない」という選択

ここで、多くの育毛クリニックが提案するのが「ミノキシジル」や「パントガール」などの薬治療です。

もちろん、お薬には強力な発毛促進効果があり、医学的なエビデンスも存在します。私はお薬を否定するつもりはありません。体質や状況によっては、それが最善の選択になることもあります。

しかし、産後のママにとってはどうでしょうか？

授乳への影響： 多くの発毛剤（特に内服薬）は、母乳を通じて赤ちゃんに移行するリスクがあるため、授乳中の使用は禁忌または非推奨とされています。
副作用のリスク： 動悸、むくみ、多毛症などの副作用が出る可能性があります。育児でただでさえ体調が不安定な時期に、さらなる負担をかけることになりかねません。
「一生飲み続けるの？」という不安： 薬で無理やり生やした場合、薬をやめると元に戻ってしまう「リバウンド」のリスクもつきまといます。

当店「スーパースカルプ発毛センター博多祇園駅前店」は、こうした「薬を使いたくない」「薬が使えない」という方のための「第3の選択肢（駆け込み寺）」です。

薬で無理やりアクセルを踏むのではなく、「痩せてしまった土壌（頭皮と身体）を耕し、肥料（栄養）を与え、自然に作物が育つ環境を整える」こと。これが、私たちが提供する「自毛発毛」のアプローチです。

4. 毎日使う洗剤で髪を溶かしていませんか？「シャンプー選び」が運命を分ける

ここまで、産後の抜け毛が「ホルモン」と「血の不足」によって引き起こされるとお話ししました。しかし、実はもう一つ、多くのママさんが見落としている「致命的な落とし穴」があります。

それが、毎日使っているシャンプーです。

博多の街を歩けば、ドラッグストアには何百種類ものシャンプーが並んでいます。「良い香りだから」「CMで有名な女優さんが使っているから」「『ボタニカル』って書いてあるから」……そんな理由で選んでいませんか？

はっきり言います。 その選び方が、あなたの産後の弱った髪にトドメを刺している可能性があります。

厳しい言い方をしてごめんなさい。でも、私は本気であなたの髪を守りたい。ここからは、少し専門的な話になりますが、「一生モノの知識」になるはずです。私が普段、サロンの会員様にしかお話ししない「シャンプーの裏側の真実」を、包み隠さずお伝えします。

① そもそも「界面活性剤（かいめんかっせいざい）」って何？

シャンプーの裏面の成分表示を見たことがありますか？一番最初に書かれているのは「水」です。では、その次は？そこに書かれているのが、洗浄の主役である「界面活性剤」です。

水と油は、本来混ざり合いません。頭皮の汚れのほとんどは「皮脂（油）」です。お湯（水）だけでは油汚れが落ちないため、水と油の手をつなぐ仲介役が必要になります。これが界面活性剤です。

わかりやすく例えましょう。界面活性剤は、頭皮という「デリケートな畑」に入っていく「掃除部隊」です。この掃除部隊には、性格の違う3つのチームが存在します。

凶暴な特殊部隊（高級アルコール系）： 汚れも取るが、畑の土ごと根こそぎ持っていく。
昔気質の職人（石鹸系）： 自然派だが、少し頑固でアルカリ性が強い。
優しすぎる執事（アミノ酸系）： 必要な潤いは残し、汚れだけをスマートに持ち帰る。

産後のあなたの頭皮は、ホルモンバランスの乱れでバリア機能が低下し、「ボロボロに傷ついた薄い皮膚」になっています。そんな状態で、もし「凶暴な特殊部隊」を毎日送り込んでいたら……どうなるか想像できますよね？

② 絶対に避けるべき「破壊的」な成分たち

具体的に、成分表示のどこを見ればいいのか。これを知っているだけで、あなたの髪の運命が変わります。ドラッグストアでシャンプーを手に取ったら、裏面の「成分」を見てください。「水」の次に書かれている単語が勝負です。

以下の成分が入っていたら、そっと棚に戻してください。それは、産後のデリケートな頭皮には刺激が強すぎます。

A. ラウレス硫酸Na / ラウリル硫酸Na（硫酸系） これらは「高級アルコール系」と呼ばれる、石油由来の合成界面活性剤です。「高級」と付いていますが、品質が高いという意味ではありません（炭素数が多いという意味の化学用語です）。

特徴： 原価が非常に安く、泡立ちが抜群に良い。
正体： わかりやすく言えば、「食器用洗剤」や「洗濯洗剤」とほぼ同じ洗浄成分です。
なぜダメなのか： 洗浄力が強すぎて、頭皮を守るために必要な「皮脂膜」や「常在菌」まで根こそぎ洗い流してしまいます。これを毎日頭皮に塗るということは、「毎日ジョイやキュキュットで頭を洗っている」のと同じこと。バリア機能を失った頭皮は、乾燥してカサカサになるか、逆に「油が足りない！」とパニックを起こして過剰に皮脂を出し、ベタベタになります。これが抜け毛を加速させるのです。

B. オレフィン(C14-16)スルホン酸Na 最近、「サルフェートフリー（硫酸系フリー）」と書かれたシャンプーが増えました。「ラウレス硫酸Naを使っていないから安心！」と思わせておいて、代わりに入っているのがこの成分です。

正体： 硫酸系とほぼ同等の、非常に強い脱脂力を持つ成分です。
なぜダメなのか： 名前を変えただけの「隠れ強洗浄剤」です。植物由来を謳っている商品にもよく含まれていますが、産後の敏感な頭皮には刺激が強すぎ、炎症（赤み・かゆみ）の原因になります。

③ 「シリコン」は悪者なのか？（ノンシリコン論争の終止符）

「ノンシリコンシャンプーがいい」という話、よく聞きますよね。シリコン（ジメチコン、シクロメチコンなど）は、髪の表面をコーティングして手触りを良くする成分です。

私、山方の見解はこうです。 「髪（毛先）には良いが、頭皮（毛根）には最悪」

シリコン自体は安全な物質ですが、吸着力が非常に強いのが特徴です。これを頭皮に付着させてしまうと、毛穴にラップをかけたような状態になり、皮膚呼吸や代謝を妨げてしまいます。特に、トリートメントだけでなく「シャンプー」にシリコンが入っていると、洗うそばから頭皮をコーティングしてしまい、育毛剤などの栄養が入っていかなくなります。

産後のこれから「髪を育てよう」としている土壌に、ビニールシートを敷き詰めるようなものです。 **「シャンプーはノンシリコン、トリートメント（毛先のみ）はシリコン入りでもOK」**というのが、現実的な正解です。

④ その他、産後ママが警戒すべき「隠れリスク」成分

洗浄成分以外にも、注意すべき添加物があります。

A. 安息香酸Na / パラベン（防腐剤） 品質保持のために必要ですが、旧表示指定成分（アレルギーを起こす可能性がある成分）です。産後は体質が変わり、今まで大丈夫だった成分でアレルギー反応が出ることがあります。できるだけ天然由来の防腐効果（植物エキスなど）を利用したものを選びましょう。

B. 合成香料・合成着色料 「フローラルの香り」に癒やされたい気持ちはわかります。しかし、合成香料は頭皮にとっては異物であり、刺激物です。特に、かゆみがある場合は、香料が炎症を悪化させているケースが多々あります。

⑤ では、何を選べばいいのか？「山方流・選定基準」

「じゃあ、どれを使えばいいの！？全部ダメじゃない！」そう思われたかもしれません。安心してください。選ぶべきは**「アミノ酸系シャンプー」**の一択です。

人間の皮膚や髪は、タンパク質（アミノ酸）でできています。同じ成分で洗うことで、汚れだけを落としつつ、髪に必要な潤いを補給することができます。

成分表の「水」の次に、以下の言葉があるものを探してください。

ココイルグルタミン酸TEA
ラウロイルメチルアラニンNa
ココイルグリシンK

これらは、アミノ酸系の洗浄成分です。例えるなら、「高級美容液で顔を洗う」ようなもの。泡立ちは石油系に比べて控えめですが、洗い上がりの頭皮の「軽さ」と、髪の「まとまり」に驚くはずです。

【注意！】「偽物」のアミノ酸シャンプーに騙されないで ここが業界の闇なのですが、パッケージに「アミノ酸配合」と大きく書いてあっても、裏を見ると「ラウレス硫酸Na」が主成分で、アミノ酸がちょっぴり入っているだけの「なんちゃってアミノ酸シャンプー」が山ほどあります。必ず、成分表示の「一番最初（水の次）」を見てください。ここにアミノ酸系の名前がなければ、それはアミノ酸シャンプーではありません。

⑥ 博多の女（ひと）は「質」を見る。正しい洗髪はスキンケアと同じ

良いシャンプーを選んだら、使い方も重要です。ここで、私がサロンでお客様に指導している「頭皮を育てる洗い方・3ステップ」を伝授します。

ステップ①：予洗い（よあらい）で8割の汚れを落とす シャンプーをつける前に、38度くらいのぬるま湯で、最低でも「2分間」、髪と頭皮をすすいでください。「2分って長い！」と思うかもしれませんが、カップラーメンを待つ時間より短いです（笑）。実は、お湯だけで汚れの80%は落ちます。しっかり濡らすことで、アミノ酸系シャンプーの泡立ちも良くなります。

ステップ②：シャンプーは「泡立てて」から乗せる 原液を直接頭皮につけるのはNGです。手のひらで軽く泡立ててから、数カ所に分けて乗せます。そして、「髪」ではなく「頭皮」を洗ってください。 爪を立てず、指の腹で、桃を触るように優しくマッサージします。ゴシゴシ擦る必要はありません。泡が汚れを吸着してくれます。

ステップ③：すすぎは「倍の時間」かける 洗う時間の2倍、時間をかけてすすぎます。特に、耳の後ろや襟足は流し残しが多いゾーン。シャンプー剤が残ると、それが酸化して過酸化脂質となり、ニオイや抜け毛の原因になります。

5. 【本題・続き】山方流・解決ロードマップ（食事・マインド編）

外側からのケア（シャンプー）で土台を守ったら、次は内側からのケアです。どんなに良い土壌を作っても、肥料（栄養）が届かなければ作物は育ちません。

① 食事・栄養（福岡の食で血を補う）

産後の抜け毛対策で最も重要なのは、減ってしまった「材料」を補給することです。

タンパク質（髪の原料）： 髪の9割はケラチンというタンパク質です。
亜鉛（工場のスイッチ）： 食べたタンパク質を髪に変えるには「亜鉛」が必須です。
鉄分（運搬トラック）： 栄養を頭皮まで運ぶ血液を作るのに必要です。

【博多流・おすすめメニュー】 福岡には髪に良い食事が溢れています。

水炊き（鶏肉）： 良質なタンパク質とコラーゲンがたっぷり。身体も温まり、血流アップに最適です。
もつ鍋（ニラ・キャベツ）： モツには鉄分やビタミンB群が含まれていますが、脂質も多いので食べ過ぎには注意しつつ、野菜（ビタミン）をたっぷり摂りましょう。

★ポイント： 忙しいママには「お味噌汁」が最強の味方。豆腐（大豆イソフラボン＝女性ホルモン様作用）、わかめ（ミネラル）、卵（タンパク質）を入れた具沢山味噌汁を、朝一杯飲むだけでも変わります。

② 生活習慣・マインド（自律神経のケア）

「3時間おきの授乳で寝られない！」わかります。睡眠不足は髪の大敵ですが、産後は仕方がない部分もあります。

ここで大切なのは**「諦め」と「隙間時間」**です。家事は完璧を目指さず、赤ちゃんが寝ている時に、5分でもいいから一緒に横になって目を閉じてください。スマホを見る時間を5分減らし、深呼吸をする。副交感神経（リラックス）を優位にすることが、血管を拡張させ、頭皮への栄養補給をスムーズにします。

6. 成功事例：涙の来店から、笑顔の七五三へ

ここで、実際に当店に通われたお客様のエピソードをご紹介します。（※プライバシー保護のため、一部設定を変更しています）

お客様：S様（30代後半・福岡市博多区在住） お悩み： 第2子出産後、半年経っても抜け毛が止まらず、頭頂部の地肌が透けて見えるように。

【来店時の様子】 S様は、帽子を目深にかぶり、カウンセリングルームに入るなり涙を流されました。「上の子の幼稚園の送り迎えで、他のママさんの視線が頭に行っている気がして怖いんです。もうすぐ七五三なのに、家族写真を撮りたくない…」と。授乳中だったため、薬は絶対に使いたくないという強い希望がありました。

【当店のサポート】 まず、S様の頭皮をマイクロスコープで見ると、市販の洗浄力の強いシャンプーで頭皮が赤くただれ、毛穴が詰まっている状態でした。

シャンプー変更： 当店のアミノ酸系シャンプーへ切り替え、洗い方を指導。
サロンケア： 週1回の施術で、頭皮のデトックスと血流改善を徹底。
生活改善： カフェイン（コーヒー）の過剰摂取を控え、代わりにノンカフェインのハーブティーや白湯に変えてもらいました。

【その後の変化】 最初の3ヶ月は、劇的な変化は見られませんでした（ヘアサイクルには準備期間があるため）。しかし、S様は諦めずに通ってくださいました。 4ヶ月目頃から、「抜け毛が減った気がする」「ドライヤーの時に根本が立ち上がるようになった」と変化を実感。そして半年後。マイクロスコープには、一つの毛穴から太い髪が2本、3本と生えている様子が映し出されました。

「山方さん、見てください！」後日、S様が見せてくれたのは、七五三で着物を着て、満面の笑みでお子様を抱っこしている家族写真でした。「ウィッグを買おうか迷っていたけど、自分の髪で写真に残せて本当によかった」その言葉は、私にとっても発毛技能士としての宝物です。